GlanceイメージをCephに保存する

前回でCeph基盤ができたところで、まずはGlanceのイメージ保存先として利用します。

Cephを上手に運用出来れば、OSイメージとスナップショットの安全を確保できることになります。



リンク

ほぼこのページを参考にしています。
  • Block Devices and OpenStack — Ceph Documentation


  • パッケージのインストール

    もし入っていなければ、この1つだけインストールしておきます。


    Cephの設定

    pool作成

    Glance設定の rbd_store_pool の値と同じ名前のプールを作成します。

    keyringの作成

    Glance設定の rbd_store_user の値を使って client.xxxxxx という名前をCephに登録します。
    登録されたキーはローカルファイルに取り出しておきます。

    Ceph設定

    imagesユーザが使う鍵ファイルの指定を追記します。

    /etc/ceph/ceph.conf


    Glanceの設定

    元々ローカルファイル保存でGlanceが動いていたとして、変更点のみ記載します。rbd_store_user はデフォルトでは glance になっていますが、コンポーネント名よりは利用用途の方がそれっぽいので images に変更しています。

    /etc/glance/glance-api.conf

    もし、既に古い保存先にイメージを登録してある場合は消しておきます。

    再起動してエラーが出ないことを確認します。


    イメージ登録

    前に作成しておいたqcow2イメージを再登録してみます。

    もし失敗したら、python-ceph が入ってるか確認してください。
    入れたら glance の restart が必要です。



    成功したら、RBDプールの1イメージとして保存されるので、
    あとは実際にイメージを指定してVMを起動してみてください。

    次回はCinderで利用してみたいと思います。