ブログ10周年を振り返る

少し過ぎましたが年始なので、勤続20年に続いてブログ10周年を振り返ってみたいと思います。

数値的な面と、要所の感想でも綴りながら新年あけましておめでとうございます:-)



歴史

とりあえずまとめてみると、こんな感じです。

2012/06自宅サーバーでブログ開設、初投稿
2012/07Fluentd記事+Twitterで知名度UP↑
2012/10原因調査用Linuxコマンドのはてブ2200+で知名度UP↑↑
2013/12ブログ起因で書籍執筆のお誘い
2015/09書籍を発売
2017/07サーバーをAWSへ移行
2022/0610周年が過ぎてた

もう結構長く継続してるよなと思いきや、振り返ってみると息子が生まれた後に開設したという事実に驚愕。育児前後の記憶が曖昧すぎてヤバい。

はてブ2200+ の時は真剣にメモとして書いただけのつもりが、異常な伸びにインターネットの恐ろしさを感じ、その後に超気合い入れた記事は鳴かず飛ばずという、アウトプットあるあるを何度も経験したことで、そういう方面で一喜一憂するのは卒業済み。

書籍執筆はブログ運営における最大の出来事で、これによってエンジニアとしての成長とともに一種の達成感を得られたため、機会をいただけた担当者に改めて感謝を申し上げたいところです。

それ以外にも各所で登壇の機会をいただけたりと、ブログがなければこれらステ上げ機会もなかったわけで、もし取り組んでなかったことを想像するとゾッとするくらいの影響度はあったと思われます。


記事数

2012/06 から2022年末までの総公開記事数は『245』で、最初は寂しかった目次の一覧も十分に格好付いてきました。

そして下書きの総数は『56』で、2割近くがほぼお蔵入り。仕事の都合で中断したシリーズや、気分がノリ切らなかった技術系、ストレス発散に近いポエムの切れっ端、など色々です。

ガバッと空ける月もあるけど、平均すると毎月2記事なので、継続力という観点ではまぁまぁ及第点といったところでしょうか。


普段の人気記事

突発的なバズりを除くと、2022年におけるアクセス上位層はこんな感じです。


ここの技術記事は、まだネットになさげで他所が書かなそう、かつ実務として役に立つ情報を書くように心がけており、これら上位層は結構手間暇かけた自信作が多いので、社会に貢献してる感があり嬉しいです。

前記事で技術は基礎が大事と書いたばかりだし、実際に必要とされているっぽいわけだし、今後もこういう基礎情報を大事にすることを意識していきたいところです。


バズり記事

はてブの人気記事順で見ると、100+ は『38』、50+ だと 『54』記事 で、総数『245』に対してボチボチのヒット率と思われます。

といっても内容の品質に必ずしも比例するわけではなく、どちらかというと、より多くの人に関わる技術、より多くの感情に触れる話題、である方がバズりに関わってくるので、あまり気にしてもしょうがないってのが本当のところ。

しかしアウトプットし始めの頃は、あまりに見てもらえていない体感になると継続力に関わってくるので、多少は社会の反応を得るためのアウトプットを考え、どのような内容や拡散ならバズり気味になるのか、ってのを意識しても良いと思います。

その上で、基本的には高い品質の技術情報を目指し、たまに気分転換にポエム系を書きつつ、過度な期待や反応はしない姿勢が、長続きのコツになるのではないでしょうか。


ポエム

直接的な技術系ではない駄文系を総じてポエムと表現していますが、これは自身の経験を元にした内容であったり、自分に酔った一面もあるので、その恥ずかしさを隠すように界隈で使われています。

ウチでよく見られたのだと、こーゆーの。

ポエムるのは気分がそんな感じにムンムンした時で、なんとなく言ってみたいことを断片的にメモっておいてそれをまとめあげたり、Twitterで書くには長すぎると思った時にブログに移動したりですが、たいてい夜に執筆するため、その内容はやや過激というか危うい雰囲気になりがちです。

そのため、少なくとも一夜は寝かせ、朝読んでみて修正するなりお蔵入りするようにしています。小さな表現1つとっても、誰かを多少なりとも攻撃する可能性となって、本筋と関係なく炎上することは不本意なため、一夜記事を勢いそのままに公開することは禁じ手としています。


今後の姿勢

このブログで書く内容は、具体的なコードからエンジニア論まで様々で、今後も役に立ちそうな内容であればなんでも書いていきます。

2022年はアウトプット控えめでネタを溜め込んできたので、時期がきたらシリーズもので具体的な方法論や便利スクリプトなどを公開しようかなとも考えているのですが、

最近は歳のせいか思うところがあり、結果・結論を重視したアウトプットもするのはするけども、前記事で定義した『技術力』の向上にフォーカスした記事で、特に社会の若手に貢献できないかなーと、漠然と思っています。


社内では自分の仕事は、根拠・考察・結論とほぼ全てを書き残しているのですが、内部事例をそのまま表に出すわけにはいかないし、仮に改変して出してもまだその情報構成では役に立てるか怪しいので、どうしたものかといったところです。


『授人以魚 不如授人以漁』
「人に魚を授けることは、漁の仕方を教えるに及ばない」
という格言があり、それと似た話ではあるのですが、エンジニアリングは魚と違って消費するのではなく、結果の中身から学んだり、その応用を考えることもできます。

そういうところも含めて、なんでそうやったのか、なんでそう考えるに至ったのか、のような発火点や経過を重視してみるのも悪くないんじゃないかなと、いうことなのですが、


対多に向けた講義的な発信は苦手分野なので、あまり気負わず、そういう方向に寄せるかもねくらいの感じでいきたいと思います。

本年もよろしくお願いします:-)