ここ数日、Googleの入退職が話題になっているので、その雑感日記です。
Googleのサービスは凄い便利だし、好きだし、尊敬すらできるレベルだけど、じゃあGoogleに入社してみたいかと自問してみると、そうはならない。なんでやろな?って考えると、ゲームが原因やなって。
三歳から始まるファミコン
姉がファミコンを買ってもらったことで、当時三歳だった自分もファミコンを始めた。スーパーマリオブラザーズから始まり、家族で様々なゲームを攻略し、時には父親に先にクリアされて泣きじゃくったりし、ディスク・スーファミときて、サターン/プレステになる頃には家族で自分しかゲームをやらなくなっていった。と同時に、10歳頃からスーパーマーケット付属のメダルゲーム、中学生からは不良と補導見回りに対処しつつゲーセンで格ゲー中心にその他いろいろ、と順調にステップアップしていった。イメージはハイスコアガールの世界観そのままである。
そんなイタイケな少年の性癖というかゲーム癖を思い起こすと、いくつか今現在に関わる要素が思い当たる。
1.縛り・変則プレイが好きであること
2.説明書を最後まで読んでから始めること
3.特異なキャラを選択しがちなこと
程度の差はあれど、ゲーマーならばわりと普通なことだろうけど、
これらは間違いなくエンジニアという仕事にも引きずっている、気がしてならない。
縛り・変則プレイが好き
ドラクエⅢで勇者単独とか、FFⅠでモンク縛りとか、序盤で大量レベル上げできる裏技があるRPGとか、大好きだった。インターネットどころかゲーム雑誌の存在すら知らない少年にとって、やりこみ自己満足や裏技発見は、かけがえのないナニカだったんだろう、多分。エンジニアになってから十数年経つけど、まるで成長していない、いや、ピュアに成長してきたような気がする。
リモートからSSHしか操作手段がないデータセンターのサーバー。
iptables ミスって閉じただけで入館手続き開始や……
なんという縛りプレイ。いや、これは時代が悪いんや……
XENで作り上げた完全独自なプライベートクラウド。
さすがにもう役目を終えそうだけど、2010年頃の出来事にしては凄い選択肢やった…
OpenStack開発環境もまだ動いてるしな… どっちも頭のネジ飛んでなきゃできんわ
パブリッククラウドの時代になっても、基本的には半強制的に王道を進むものの、
どこか他人がやってない面白い手法とかを探し求める自分がいるねんな……
正しいかどうかは、あとになってみないとわからんことも多いけど、
自分で考えて楽しむって点においては、
長くエンジニアを続けるための重要な要素だと思うんよね~
いまだにこの仕事はゲームとたいして変わらん って思いながらやってるしな~
そういう意味ではクラウド時代は厳しいけど、なんとか楽しみを探しながら頑張ルンバ!
説明書は最後まで読んでから
スーファミ時代までは、ゲームソフトを購入した最初の楽しみが説明書だった。基本操作の重要性もそうだけど、世界観とか選択肢を先に知るほうが、有利にすすめられる、というのもあるけど単純に読むのが楽しかったように思える。うーん、なぜだろう。まぁ男子はバカだからな。ゲーセンでアクションゲームとか初めてやるときは、なけなしの50円100円を効果的に使うためにも、画面横の少ない説明とかガッツリ読んでから開始するよね。そういうのは今なら理解るけど、家庭用ゲームソフトの説明書は……うーん、なんでか楽しかったんだよなー。買えた嬉しさを噛み締めてたのかなー。まぁ男子はバカだからな。
そしてこの癖は、今の仕事にも完全に引き継いでいて、最近の自身の課題としている部分がある。
例えば、AWSで新しいシステムを調査するとしよう。
公式ドキュメント・よくある質問・一般ユーザーブログや事例、
などをひたすら探して読み込んでからじゃないと、実際にシステムに触らない。
AWSのドキュメント、ちゃんとできる限りの情報が記載されていて悪くはないんだけど、それだけ読み込んでても全然身についた感触がなくて、Terraform で分解した途端に手足のように動かせる感覚になるの、なんやろ
— 外道父/げどちー (@GedowFather) 2019年3月6日
これは良い面も悪い面もあると感じていて、
良い面は設定や仕組みを理解しているため道を誤りづらいこと、堅いシステムにしやすいこと。
悪い面は余計な知識を吸収したり、体験が重要な知識の吸収に時間を多く要すること。
があって、知識先行と実装進行のバランス感に悩んでいる真っ只中だったりします。
自分自身、エンジニアとしては情報系学科を出ていないコンプレックス(笑)もあって、体験と感覚を重きに置くフィーリングエンジニア的なよくわからんジャンルに所属していると思ってるけど、実際には知識先行型で動いちゃっててミスマッチが起きてるんじゃなかろーか的な、感じ。
もっと高品質を時間短縮して目指したい、そんな意識高くしたい今日このごろ。
特異なキャラを選択しないといけない観念
選択肢が多いという意味で、ほぼ格ゲーの話ではあるんだけど、キャラを選ぶとき、少なくとも主人公格を選んだら負けだと思ってて、
他人が使わなさそう・弱そう・見た目も技も奇抜
な条件を満たすキャラを意識的に選択し続けてきた。
うーん、これは何が原因だろう。
初期のストⅡは8人しかいないせいか全部楽しく使ってたけど、KOFあたりから選択肢が多い中、チャン・チョイを磨き始めてからおかしくなった気がする。世間的な希少キャラ使いとして勝利する、というところに快感を得ていたのかもしれない。
そう、
つまり、
俺にGoogleは合わないのだ!(キリッ
入れるか入れないかでいえば、よゆーシャクシャクで入れないんだけど、
思うだけならタダやん?
俺は、入らないよ、Googleにはね!!
今の会社は所属してもう十数年になるけど、
会社愛があるかというと、全然そういうことじゃなくて、
盛り上がったり、死にかけまくったり、
まさに そういうところやぞ がひっくるめて性に合っている、ということなんだと思う。
もし転職する機会があったとしても、
そういうところ しか選択肢に入らないだろう。
たまに採用で面接じゃなくて面談することがあるけど、
大きい企業とここで迷ってます って状態の人がきたら、
迷わず、そっちの大企業行ったほうがいいよ、って促してる。
もちろん、自社の良いところ悪いところを説明したり回答した上でね。
天の邪鬼なワイからしたら、
大企業かベンチャーかで迷うってことは、
ほぼ確実にベンチャー気質?ではない、性に合わないだろうと断言できる。
どっちが良し悪しとかじゃなくてね、
どっち行っても本人の努力と運次第だし。でも合う合わないも重要だし。
まぁでもGoogleに入社できたら凄いよね!
エンジニアにゴールなんてないけどさ、
表現としては、エンジニアのゴールのひとつがGoogle、ってのは間違いではないだろうし。
民度が高すぎるGoogleには格ゲーマーはちょっとね、
下品で野蛮だから、残念だけど遠慮しておくぉ。その分、段位戦でも頑張るぉ!
人生はゲーム
そして絶賛、愛しの息子も天の邪鬼で元気に育っております。絶対、俺のが移っとる…AB型で双子座で天の邪鬼……そしてゲームと漫画大好きっ子…
学校の発表?で、お父さんと同じ会社に入るって書いたらしいけど…
やめとけ!やめとけ!
エンジニアは
コスパが
悪いんだ
いやでもさ、
最近、子どもにプログラミングを学ばせる、みたいな話があるけど、
初心者用の内容みると、仕上がった仕組みの中で命令したら、そのとおりに動いた!
みたいな簡単なのからあって、もちろん、それはそれでいいと思うんだけど、
私見としては、プログラミングとかエンジニアリングみたいなのを強化したいとしたら、
ひたすらゲームしてたらいいと思うんですよ、ゲーム。
システムを知り、使い、壁を知り、壁を超える、という繰り返しゲーム。
ゲームが超好きになって、四則演算をちゃんとできたくらいから、
それっぽいことやれば、だいたいのことは吸収していけると思うんですよね~ 甘いかな
ゲームが好きじゃなかったり、よく知らない親が与えても悪影響のほうが心配かもだけど、ゲームは理系の基礎科目といっても過言じゃないと、思うわけで
ウチの場合、2歳でプラレールのTV接続ゲームから始まり、
3DS、ゲーセン、Switch と順調に進行していて、
RPGとかは最初は説明文を飛ばしてやろうとしてるのを、読むように指導したり、
オンラインでの振る舞いやネットワークの仕組みを教えたり、
ゲームも扱いようによっては立派な教材になるんですよ。
なんでもそうだけど、ゲームもご多分にもれず、
先生や師匠筋に縁があるかないかで、その価値に天地ほどの差ができるからね~
ゲームは趣味であり、教材であり、人生ですよ。
しょせんゲーム、されどゲーム。一周回ってしょせんゲーム。
育児は最高峰のゲーム。
よく世に言われるゲームが悪、のゲームとは、狭い視野で遊ぶだけのただの趣味。
本当のゲームとは、
仕組みやルールを理解し、
それを効率的・効果的に扱うための考察と努力をし、
自身の持ち得た能力をつかって成果にする、解決する、
そして失敗や不足を反省して、改善するポイントを掘り下げる
その繰り返しなので、題材なんてなんでもいいんですよね~
勉強でもスポーツでも仕事でも趣味でもなんでも。
それが、真の、
人生ゲーム☆