OpenStackの退場アカウントが遺したVMを抽出するスクリプト

OpenStackのVMは、一度起動してしまえば、起動したユーザが削除されても動き続けます。

そんな取り遺されたVMのリストを表示するスクリプトを公開しておきます。



Bashスクリプト

長いのでGistにあげました。

  • openstack-retire-users-vm-list.sh

  • 使い方

    /usr/local/bin/ にでも置いて、
    jq コマンドを落としてきて(やり方は書いてあります)、
    TENANT_NAME を編集して、
    root権限で実行します。

    表示内容はこんな感じです。


    補足的な何か

    ウチのように基本の使い方が開発環境であり、KeystoneのバックエンドをLDAPにしていて(OpenStack管理者の知らぬ所で)ユーザが勝手に増減する場合だと、例えば退職者のVMが放置状態になってリソースの無駄が生じることがあり、非常に勿体無いです。

    それで無駄を発見するためにこのスクリプトを作ったのですが、VMをチームで共有していたり、外部公開している場合があるので、VM自動削除までは行わずにリスト表示だけに留めています。


    Bashで書く内容じゃない気もしますが、jq コマンドが楽しくてついやってしまいました。

    次回はもう1つ jq でゴリゴリ書いたBashスクリプトがあるので公開したいと思います。