AWS CPU C6i/C6a の性能検証

C7g の性能検証 をしたばかりですが、ふと間に抜けたヤツもやってしまっとこうと思ったので追加です。

C6a はまだ東京にきていないので、オレゴンで C6i/C6a の同じ検証を採取していきます。



リリース情報

C6i がこの辺

C6a はこれ

C6a はまだ東京に来てないですが、他の感じだと最初の発表から1~数ヶ月かかってるし、期待せず待つ感じがよさげです。


インスタンスの基本情報

まずは価格などをオレゴン(us-west-2)リージョンで。

TypeOndemand $/hSpot $/hvCPUsMemoryNetwork
c7g.large0.07250.035524最大12500メガビット
c6g.large0.06800.033824最大10ギガビット
c6i.large0.08500.033824最大12500メガビット
c6a.large0.07650.033824最大12500メガビット
c5.large 0.08500.032624最大10ギガビット
c6a が c6i より 10% 安いってくらい。

CPU情報はこんな感じ。

インスタンスタイプCPUモデルCPU MHz
c6iIntel(R) Xeon(R) Platinum 8375C CPU @ 2.90GHz3503.687
c6aAMD EPYC 7R13 Processor3186.646
2475.971

数回見た程度だけど、AMDの方はモデル同じで cpu MHz が変わったりした。特に掘り下げるつもりはない。

一応、OSは AmazonLinux2 で、x86 で実行。


試験結果

前回 の結果に c6i/c6a を追記して整理しました。

  • 外道式 AWS C6i/C6a CPU調査 202207 公開用

  • 比較結果を抜粋しておくとこんな感じ。



    検証結果

    ザックリとは、C6i と C6a に大きな差はなく、C5系から2割程度の強化という感じ。各種落差も少ないため、AutoscalingGroupで混合して使っても問題なさげで、スポット強制Terminate対策としては余裕で成立しそう。


    新規に構成したり、ガラッと入れ替えるなら Graviton に寄せたいところだけど、C5系を使ってて小さめの変更でコスパUPしたいなら C6系に寄せるって感じか。

    第4世代から5世代への変更は ENA うんぬんとかあったけど、第5から第6なら特に変更なくイケたので(ダメなパターンあったらスマソ)、単体で軽く動作確認しつつの切り替えでウハウハしたら良いと思います:-)