ひらけ、ゴミ箱｜全自動ゴミ箱のZitA（ジータ） ってゴミ箱があるんですけど、使いだしてそこそこ経過したので感想を書いておきます。
ってのも、サポートにお世話になったお礼を込めて、後続ユーザーの参考になれればという感じであります。
費用対効果
機能としてはセンサーに手をかざせば自動的に蓋が開く、というだけのゴミ箱ですが、宣伝文句通り、数十年に渡ってゴミを捨てるという作業を考えた時に、自動開閉することでQoLがチョイ上がりすることは間違いないです。他にも密閉度合いとか、ゴミ袋の交換のしやすさなど、総合的にはほぼ不満がありません。私の場合、ZitA mini とキャスターで 約16500円 で購入しましたが、ゴミ箱単発として考えれば高価なものではあるものの、数十年使うと考えれば採用しない理由がない、くらいには便利でコスパが良いと断言できます。ただし、それはあくまで私の現環境において、という感想になるのは以下に続きます。
ディスポーザー
臭気がかなり閉じ込められるようになっていますが、そもそも生ゴミってそんなに長時間ゴミ箱に入れておくべきものじゃないので、そこに完全密閉を求めるものじゃないと思っています。最近の大きめのマンションの場合、ディスポーザーがついていることが多く、これと併用することで便利さが数倍になる体感を得ています。
殻系の生ゴミ以外は、ほとんど粉砕して流せるので、ディスポーザーのおかげでゴミ箱に入る生ゴミの量は従来の数％程度となり、そもそも臭くなる心配というものがなくなり、わずかに出る臭気は ZitA の性能で十分カットされるので、全く不満がありません。
また、生ゴミがほぼ無くなることでゴミの量が激減し、ごみ捨ての回数が減少することが非常に大きいです。似たような方向性で、生ゴミの乾燥処理機がありますが、電気代や処理時間が大きめなのに比べ、ディスポーザーの方が場所の取らなさ、生ゴミをガンガン放り込むだけという利便性に勝るとは思えません。
ディスポーザーと併用することで ZitA の活躍機会が減少すると考えられなくもないですが、どちらかだけでも便利なものであるものを、両方とも併用してようやく近代的なゴミ処理運用になったなという体感になりました。
ゴミ袋
ウチの場合、ゴミ集積所の都合でゴミ袋は 30L と決まっているので、ZitA mini にしたわけですが、それに合うゴミ袋はこれ１択というくらいに決定しました。mini にジャストサイズで、袋を取り出しやすく、厚さも程よく、１枚あたり10円以下。あまりに気に入りすぎて、Amazon でダース買いし、在庫の不安すら取り除いてしまいました。
昔に45Lの袋を使っていた体験と比べると、30Lの方が取り扱いやすいし、変に溜め込まなくなるし、集積所の条件と関係なく mini の方が QoL が高くなる気がします。
故障サポート
保証は１年間ということで、それが切れかける直前に蓋の開閉に異常が発生しました。センサーの距離変更や電池うんぬんなど色々試みましたが、どうしようもないと判断し対応をすることに。最初は蓋だけ買ってしまえと思いつつも、無駄なゴミが発生するのもなと思い、サポートの存在を知ることに。サポートについては去年、保証期間が２年から１年、蓋代金が 3840円 から 7980円 に変更されたようです。
せっかくなので、自分が試みた対応内容や、症状などを詳しく報告してみたところ、それはもう迅速に交換対応ということになり、数日後には配達業者が来てその場で故障した蓋と交換返送する、ということになりました。
私の場合、高頻度で自動開閉の”閉”が動かなくなるというものでしたが、センサーもそこまで高精度・丈夫とは言い難いので、なにかしら故障に当たることもあるでしょうが、これだけサポートがキッチリしていると、自分の体験と故障製品を糧に改良を続けてほしいと応援したくなるところです。
不満点
唯一の、不満というほどでもない、ユーザーのわがままみたいなものを１つだけ書いておきます。ZitA の箱側はほぼ筒状なのですが、上部の入り口部分は、リングを設置するためか少しだけ内側に凸が存在します。
この凸は、ゴミをギュウギュウ気味に詰め込んだ時、ゴミ袋を引っ張り出す際に引っかかりやすく、この凸がなければパーフェクトなのになと思うことがあります。
そもそもそんなに詰め込むなって話でもあるのですが、ゴミ袋を出し入れする担当が私とすると、それ以外の家族はその苦労を知らないために詰め込んだりするわけで、注意喚起もするとはいえ、そもそも論を凸に責任転嫁してみたくなるよ、という話です:-)
適当気味な暮らしを経験していると、夏場は何度かはコバエを発生させてしまうはずで、そういう怠惰と苦労と比べると、今回紹介した ZitA + ディスポーザ + スマートキューブ のセットは大幅に QoL を向上させると言っていいでしょう。
このセットになって以来、まだコバエと遭遇していないので、引っ越しの際には１つの検討事項として取り入れてみてはどうでしょうか、と勧めてみる次第です:-)
