技術話ではないのですが、一応『父』を名に含んでいるので記念投稿してこうかなと。
7月28日(火)に発売された雑誌『OZ plus 2015年09月号』のイクメン紹介の一人として、インタビューが掲載されました。オズプラス最新号 – OZmallに立ち読みがあって、ちょうどそこが載っているのでオンラインで読むことができます。
インタビューを受けた経緯
会社の広報的に、育児に協力的な組織ということをアピールしていこう、という案から始まったようです。実際、ウチは育児に寛容な方だと思うので、その辺は入社前に質問しておくと、十分な回答を得られると思います(アピール終)。で、広報の人が誰にインタビューしてもらうかを周りに聞いたところ、私の名が即座に上がったようで依頼が舞い込んだということになります。社内では、私の家事育児の担当率がツーナイン(99%)以上あることを知っている人も多いので、まぁ当然の結果かと思います。
そしてテキストでの質問回答と、30分ほどの電話インタビューを経て、記事にしていただきました。
イクメンについて
回答した通り、親が子供を育てるのは当然なので、イクメンと呼ばれることは違和感がありますが、それは幸いにも私の職業が一般的業務時間かつ、家での日中・夜作業でなんとでもカバーできるという性質からくる感想なのかな、とも思います。とはいえ、子供が生まれる前までの趣味や交友関係は結構バッサリ切っているので、(子供に対する感情的に嫌な言い方ですが)それ相応の犠牲を払っているのは間違いありません。
ただ、その犠牲を、犠牲と感じるか、当然と思えるかが、育児に対する姿勢の分かれるところの1つなのかな、と思います。私の場合は、小さいころから引っ越しが多かったせいか、あまり執着心を引きずらないところが功を奏したと思われ、また、趣味においても十分にやり切った後だったのが大きいと思います。
そういう精神面や体力面などを総合的に考えると、二十代後半に子を授かったのは非常に良いタイミングだったと感じています。
そんなわけで、父親としては総合力がトップクラスだと自負しているのですが、今は息子は5歳になったので、イクメンというのはもう終わっていると考えます。だいたい排泄を自力でできるようになる3歳過ぎまでが『育児』であり、そこから先は『教育』であり『共同生活』であると感じているからです。
育児方針とか
他所の家庭の育児方針なんて、屁の突っ張りにもならないですけど、私の場合は人生の楽しみ方と、楽しむための土台作りを整えてあげるように教育しています。私は大学を中退したので、大学を目指した勉学なんてしてもしなくてもいいと思っていますし、スポーツにも取り組んだけど偉大なスポーツマンになってほしいとも思わないですし。何になるかは本人の出会いと運任せになると思います。その上で、得た機会や希望をムダにしないための助力は惜しまないつもりです。今のところは、一歳で鉄道、二歳で戦隊、三歳で仮面ライダー、四歳で妖怪ウォッチとゲーセン、五歳で3DSとジョジョ、といい塩梅に経験値を積んできています。最近のコンテンツはどれもコレクション系なので、名前や番号を覚えるのに非常に役立ちましたね。遊びが苦手な母親だけだと、戦い系に関わらせなかったり、ゲームを与えないとか普通にありますけど、ひたすら遊んできた父親にかかればザッとこんなもんですよ、と。どっちが良い悪いとかでは、もちろんナイですけど。
遊びだけではなく、小学校レベルでは苦労しないための学力や運動能力も鍛えてあげてますけど、重要なのはヤル気を出させることですね。褒めることや楽しみ方を教えることから始まり、目標設定をして達成後におもちゃのプレゼントを用意しておくなど最高の効果を発揮してくれます。
ナニはしちゃダメ、モノで釣っちゃダメ、とか各所で書かれてたりしますが、全てはやり方次第だと思います。もうインターネットも限定的に触らせているので、これからITリテラシーやネットの善悪などを教えていくでしょうし、抑制するのではなく早め早めに経験を豊かにして、高みを目指せる何かを見つけて欲しい、という感じですね。
子育てのコツ
まぁコレもアレですけど、私の場合は、子供をよく観て、彼が何をどれくらいできるのか、何を考え、何を思うのか、を読むことを大切にしています。私は長いこと格ゲーや麻雀に取り組んできて、読み重視なプレイヤーだったので育児にも役だっていると感じています。読めれば、理解してあげたり、少し難しい挑戦をさせることがやりやすいので、観察の目は本当に重要だと思います。あとは、親自身の体力を落とさないこと、とかですね。体力がないと寝かしつけで一緒に寝ちゃって、夜中に仕事ができなくなったり、遠出をして楽しむことができなくなっちゃうので。
最近では『突きの速さ比べ』や枕で『ロードローラーだッ』ごっことか、妖怪ウォッチのRPGで父親の威厳を見せつけたり、コンテンツを共感できるので楽しむのに事欠かないです。まぁ、育児は最初こそ3時間毎に起きて世話したり、排泄の世話をしたりと大変ですけど、なんだかんだで育てるのってホント楽しいです。ハイ。