ゲームとエンジニアリングの楽し差


ちょいとご多忙になると、ゲームをやらなくなる。お仕事優先は当然だが、それでえぇのか……

自分にとってのゲームとは、エンジニアリングとは、そんなチラ裏。



ゲーム ≒ エンジニアリング

ゲームとエンジニアリングは、感覚的にはかなり近似している。仕組みを理解し、目的を見据え、状況に応じて入力値(インプット)を変動させる、だけである。

一応3歳からゲーマーで、エンジニアリングは後付であり、情報学をまともに学んでいないせいもあってか、エンジニアリングもほぼゲームであるという野蛮なエンジニアが出来上がった。

だからと別になんでもゲーミフィケーションするわけでもないけど、ゲームのおかげでアプリの品質診断できるし、性能測定できるし、構築も運用もできるようになった。ゲームってステキ!!(学がないから難しすぎることはできないけど;-)


本職の醍醐味

1ヶ月ほどゲームをしてないなと振り返って、久々に起動してみると楽しく感じないのですぐ止めた。そう、1ヶ月ゲームをしなくても別に気にならなくなっている。

では逆に、仕事を1ヶ月止めて、1ヶ月ゲームだけやるとなったらできるか……?多分、やりたくないだろう。その違いはなにか。

最近はプロゲーマーとかeスポーツという概念があるけども、そういうレベルじゃなくて一般人としての話で。ゲームとは、言ってしまえば与えられたモノであり、自分が満足する程度までこなせれば、それで終わりである。継続してプレイすることにも楽しみはあるけども、基本的には一定ラインまでで伸びは止まり、その停滞した場で楽しむに過ぎない。

エンジニアリングも組織から与えられる目的であったり、自分で目的を据えたりと多少の違いはあれど、仕事として納得できる品質の成果物が仕上がれば、それはいったんのゴールではある。

しかしエンジニアリングは自分の本職なので、その先がある。成果物はもちろんのこと、そこに至るまでの一連の流れについて、整理したり改善点を考えて磨き上げるという作業がある。さらに、磨き上げた経緯や考察を含めた成果には、それなりの価値が出ることが多いため、周囲や公開の場に伝える機会ができる。

そう考えると、プロゲーマーが常にSNSやゲーム配信をするといった活動も、ただプレイするだけではない、その先にある本職ならではの必然といえる。

成果は1つの区切りだけど、それを他者よりも深く・自分ならではに磨き上げること。はたまたそれを他者に投げかけて影響を与えようとすること。そういった本職ならではの『成果の先』に魅力を感じるからかもしれない。


心情の変化

話は一瞬過去に飛ぶが、ファミコン時代は家族でゲームを楽しんでいた。だが、ある時期を境に、父親がゲームを全然しなくなった。たしか、40台半ばだったか、スーパーファミコンに切り替わった頃だったように思う。

当時は何も感じなかったが、最近、その頃の父親の心境の変化を想像できるようになった気がする。

誰しも歳をとると死に近づくわけだが、それに伴って何かを遺したくなる、という欲求が僅かずつ強くなるのではないか。それが子だったり、文化だったり、記録だったり、色々あるだろうが、要はいつしか満足して死ねるかどうかという話である。

別に暗い話でもなくて、そういう欲求が徐々に出ると仮定した場合、単に自分が楽しむ行動よりも、行動の成果を他者に伝える活動の方が、より楽しさを感じるのではないか、という1つの考え方である。

もちろん、歳をとると新しいゲームや音楽に手を出すという、そのものに面倒さを感じて、よりパワーが必要になるという側面も関係しているだろう。だがそれゆえに、限られたパワーを、遺す方に振ることに意義を感じるのではなかろうか。


手段と目的の入れ替わり

昔、『エンジニアがアウトプットすべき理由』という記事を書いた。これは、それこれこういう目的や効果があるから、アウトプットという手段を用いましょう、みたいな話でもあった。

だが、最近の感覚だと、アウトプットはそのものが楽しい。それ自体が目的である、と言っても間違いじゃない気がする。いかに有意義なアウトプットを遺していくか。

とはいえ、有効な経緯や成果あってこその有意義なアウトプットであるし、順序としてはおかしいので、大々的に言うことでもない。ただの気の持ちようの話の域を出ない。

加齢によるものか、リモートワーク主体になった環境の変化によるものか、その双方か。アウトプットによる交流というか、存在を示す欲求……というよりも現在の仕事のあり方における必然性……自然な変化なのかもしれない。


これはチラシの裏

子どもが産まれる前の、ゲーセン隆盛期には、持ちキャラ業界の先頭を走り続けるみたいな目標とか責任感があって、仕事と同じかそれ以上のモチベーションがあった。ゲーセン完全引退から10年経ってオンラインでのみ復帰したけど、当時の仲間との交流や遠征の経験をしてしまうと、どう足掻いても現状のゲーム環境では物足りないわけで、難しいものである。

ゆーても仕事に集中する時があれば、ブログを頻繁に書いたり、ゲームに没頭する時期もあるわけで。そんなサイクルが長続きの秘訣だと思っている。

今はブログに書きたいネタも溜まっているし、落ち着けばまたゲームをやり始めるだろう。でもブログは本職としてのアウトプットだけど、ゲームはそれなりの上級者とはいえアウトプットにまで至ろうとは思わないので、今の俺は1足のわらじで十分なのだ。

それでも脳が動く限りは、ゲームもエンジニアリングもやっていけたらいいなと思うし、多分どちらの実力的なピークもまだ先にある。

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